ポールトゥウィンホールディングス株式会社(3657)は、連結子会社(特定子会社)である株式会HIKE(東京都新宿区、以下:対象会社)の全株式及び同社に対する全貸付債権を、対象会社の創業者かつ現代表取締役三上政高氏らが設立する株式会社HIKE Holdings(東京都新宿区)へ譲渡することに関する株式譲渡契約及び債権譲渡契約を締結することを決定した。

なお、本件株式及び貸付債権譲渡に伴い、対象会社の子会社6社(Panda Graphics TAIWAN INC.(台湾台北市)、Panda Graphics(Shanghai)Technology Co., Ltd.(中国上海市)、株式会社CREST JOB(東京都新宿区)、HIKE KOREA Inc.(韓国)、株式会社しいたけデジタル(東京都渋谷区)及び株式会社デルファイサウンド(東京都渋谷区))も異動し、2025年7月以降、対象会社及びその子会社6社は、ポールトゥウィンHDの連結の範囲より除外される予定。

HIKEグループは、エンターテインメント業界のグラフィック開発、チューニング、舞台制作、アニメ制作、音響制作機能を兼ね揃え、IPを中心としたBtoC、BtoB 双方向けエンターテインメント360°サービスを展開している。

HIKE Holdingsは、子会社の事業活動の支配及び管理を行っている。

背景・目的

HIKEグループは、メディア・コンテンツを新規事業として取り組んできたものの、コンテンツ産業の大規模化と競争激化に伴い、当該分野において競争力のあるポジションを獲得するためには、従来以上の先行投資を継続的に実施しなければならない事業環境にあるとしている。

対象会社の収益化に先行投資と時間を要する中、様々な選択肢を検討し、ポールトゥウィンホールディングスグループにおける経営資源の最適配分、企業価値向上、対象会社の一層の独自性発揮、差別化、付加価値増大のためには、対象会社による機動的かつ自由度の高い経営が望ましいとの判断し、三上氏らがマネジメントバイアウト(MBO)をすることに合意し、冒頭の結論に至った。