
みらい胃・大腸内視鏡クリニックは、6月18日に「腸活の新常識 リセット腸活発表会」を開催した。イベントでは、後藤真希さん、見取り図の盛山晋太郎さん・リリーさんの異なる食生活を送る3名のゲストが登壇。本人の食生活をみらい胃・大腸内視鏡クリニック 理事長兼院長の福島正嗣先生が採点しながら、「リセット腸活」を学んでもらった。さらに、トークセッションでは、美と健康の秘訣や40代の抱負について語ってくれた。
まず、みらい胃・大腸内視鏡クリニック 理事長兼院長の福島正嗣先生が、近年話題の「腸活」は、発酵食品や食物繊維など腸に良い成分を摂ることが主流だったが、新たに注目を集めている、摂らない新しい食生活「リセット腸活」について解説。これは、まずグルテンを控えることで腸をリセットし、本来の機能を引き出す方法とのこと。この「リセット腸活」は、肌荒れや便秘などの不調改善にもつながるとされ、モデルやZ世代を中心にひそかに支持を集めていることが調査によってわかっているのだという。

「リセット腸活」とは、福島先生が提唱する新たな腸活のアプローチ。近年話題の腸活は、プロバイオティクス(発酵食品)やプレバイオティクス(食物繊維)を摂る“足し算”に注目しがちだが、実はその前に必要なのが“引き算”の視点。グルテンは、パンやパスタ、うどんなど、主食に多く含まれ、日常的に私たちの食生活に入り込んでいる。グルテンを多く含む食事を続けることで、腸が刺激されて粘膜が荒れやすくなり知らず知らずのうちに腸を疲れさせている可能性があるという。
「リセット腸活」では、一定期間グルテンの摂取を控えることで、腸内環境を整える食生活を送る。その後、プロバイオティクスやプレバイオティクスを摂ることで、肌の調子が整ったり、疲れにくくなったりと、さらなる腸活の効果を期待できる。福島先生は、この「リセット腸活」を無理なく続けるために、小麦を使わない代替食品を活用しながら、まずは2週間を目安に取り組むことを推奨している。

福島先生は、「『リセット腸活』は、若い世代や意識の高い人の中ではもはや常識になっている。美肌への効果やダイエットにニーズがあるため、継続している人が多いと考える」と発言した。グルテンを2週間程度控える食生活「リセット腸活」についても解説。また、ZENB JAPANが実施したモデル100人への意識調査結果を引用し、72%のモデルが日常的に「小麦を控える食生活」を実践していることを紹介した。75%が「肌荒れが改善した」、80%が「ダイエット効果を感じた」と効果を実感しており、新たな腸活の常識として注目が集まっていることを紹介すると、後藤さんからは「たしかに身の回りでもモデルで、小麦を控えている人がたくさんいると思っていた」とコメントしていた。盛山さんは「今ダイエットをしていて、リセット腸活したいと思った」と福島先生の解説の感想を述べていた。

今回、写真をもとに、ゲスト3名の1日の食事を福島先生が「リセット腸活」の視点から評価した。まず、後藤さんは、普段から意識しているというバランスのとれた食生活に、福島先生も「90点。素晴らしい。朝食と昼食をたんぱく質中心にバランスよくとれていて、僕よりいい食生活」と高評価を得ていた。福島先生の評価に後藤さんは、「普段からインナーケアとして食事には気を遣っていて、なるべくたんぱく質を多くとることを心がけている」と、日常的に意識の高い生活を行っていると話していた。

続いて、見取り図・盛山さんの食事写真では、「現在ダイエット中で、トレーニングもしている。このため、たんぱく質を多めに摂っている。2ヵ月半で、胸肉を含めて、鶏30万羽くらいは食べている」とコメント。福島先生も「大正解。点数にすると80点。しっかりたんぱく質がとれていてアボカドや海藻類などのバランスも良い。夕食はほぼ私と同じような食事でコンビニで手に入る腸活メニューになっている」と高評価。盛山さんは「コンビニは、本当に優秀。脂質はアボカドから得ている」とダイエットの秘訣を披露していた。
相方のリリーさんの食事内容が公開されると、盛山さんが「すごい。これは高得点ではない」とツッコミを入れると、福島先生も「これは40点ぐらい。一般的に見て普通な食事だと思うのだが、特に朝食のパンは控えてほしい。朝食でのパンはグルテンに加えて、血糖値も上がりやすくなるので次の食事も小麦製品を食べてしまいやすくなる。夕食のラーメンも癖になりやすいので控えてほしい」とコメントしていた。これに対してリリーさんは「ここには映っていないが、ライスとビールも楽しんだ」とコメントすると、福島先生からさらに15点に減点されてしまった。

トークセッションの後半では、3ヵ月後に40歳を迎える後藤真希さんに、美の秘訣を直撃した。昨年末にはデビュー25周年記念写真集「flos(フロース)」も話題となり、「ゴマキボディ」の美しさに注目が集まる中、「好きなものは我慢せず、そのために日常的にバランスのとれた食事を心がけている」と自然体な魅力を語る後藤さん。また、「インナーケアとして口にするものは年齢を重ねるごとに気を遣っている」と、腸活が“ナチュラルで大胆な美”を支えていることを明かした。さらに、40代の抱負として「現状維持」を発表。「年齢を重ねていくと不調なところが出てきやすかったり不調を感じやすくなったりするので、なるべく現状維持ができるように、リセット腸活をしながら日々を作っていけたらいいなと思っている」と、今回学んだリセット腸活を早速取り入れたいと語っていた。これには盛山さんも「一番素晴らしい。後藤さんはそうしてるだろうと思っていた。逆に、リリーは逆後藤さんではないか」と発言。リリーさんは「そうでないとこんなに美しい体形にはなれない」と、これを機に食生活を見直したいと話していた。

最後に「リセット腸活」に関連して、普段腸活で心掛けていることと現在の腸の調子について、後藤さんは「甘酒や発酵食品をとるようにしているので、腸腸腸いい感じ」とモーニング娘。の代表曲を彷彿させる回答をしてくれた。後藤さんの発言に盛山さんは「その手があったか。一番良いコメント」と、目の前で聞けたことに嬉しそうな表情を見せていた。
また、今年の夏に向けて新たにスタートしたいことについて、リリーさんは「今日から腸をきれいにして夏までに写真集出したい」と発言し、腸活へ挑戦し美しくなりたいと語っていた。
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