ヒガシマル、魚介類種苗の生産等を手掛けるマリンテックの株式の一部を売却

株式会社ヒガシマル(2058)は、連結子会社であるマリンテック株式会社(愛知県田原市)の株式の一部を譲渡することを決定した。

株式譲渡に伴い、マリンテックはヒガシマルの連結子会社から除外され、2026年3月期第1四半期会計期間のヒガシマル個別決算において、関係会社株式売却益として約615百万円の特別利益を計上する予定である。

ヒガシマルは、水産事業(養殖用配合飼料の製造・販売)、食品事業(乾麺、即席めん、皿うどん等の製造・販売)を行っている。
マリンテックは、魚介類種苗の生産及び養魚用栄養強化剤の製造販売を行っている。

目的

ヒガシマルは、2011年1月にマリンテック(旧社名 日清マリンテック株式会社)を連結子会社化し、同社の経営の安定化と事業の成長及びヒガシマルの事業とのシナジー効果を発揮する取組みを進めてきた。

その結果、マリンテックの経営は安定化の見通しとなり、ヒガシマルは、同社事業の成長とヒガシマルグループの主要セグメントの一つである水産事業の事業再編について協議・検討を重ねてきた。

こうしたなか、譲渡相手先が考えるシナジー効果や経営ノウハウが、マリンテックの企業価値の更なる向上と水産業界の発展に資するものと判断し、本件譲渡の決定に至った。

株式の状況

譲渡前の所有株式数 44,400株(議決権の数:44,400個)(議決権所有割合:100%)
譲渡株式数 43,068株(議決権の数:43,068個)(議決権所有割合:97%)
譲渡価額 当事者間の守秘義務と譲渡相手先の強い要望により非開示
譲渡後の所有株式数 1,332株(議決権の数:1,332個)(議決権所有割合:3%)

日程

株式譲渡実行日:2025年4月22日(予定)

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(提供:日本M&Aセンター

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