こんにちは!街歩きが好きなライターの中宮桃果です。
突然ですが、「滋賀県の城下町」というとどこを思い浮かべますか…?
多くの人が彦根城を思い浮かべると思います。
しかし、彦根城のほかに八幡山城というお城がかつて存在していたことをご存じでしたか?
今回は、戦国時代に開かれた八幡山城の城下町・近江八幡を舟めぐりで満喫できる体験について紹介します。
歴史のあるまち・近江八幡
まず、近江八幡という街がどのようにできたのかご存知でしょうか。
1585年に豊臣秀吉の甥である豊臣秀次が八幡山城を築き、織田信長亡き後の安土城下の民を移し、城下町を開いたのが始まりです。八幡山城跡は現在「八幡山ロープウェイ」で有名ですね。
琵琶湖と城の堀を繋いで琵琶湖を行き来する船を寄港させたり、楽市楽座を施行し自由商業都市として町を発展させたりといった秀次の献身的なまちづくりにより、八幡山城はその後安土城に代わり近江国の支配拠点となります。
その、琵琶湖と城を行き来する船が通ったのが「八幡堀」で、今日では「八幡堀めぐり」という舟めぐりが楽しめるスポットの一つなのです。
八幡堀ってどんなところ?
八幡山城のお堀でもあった「八幡堀」とは、一体どんなところなのでしょうか。
「八幡堀」は琵琶湖ともつながっており、かつては近江商人も多く利用し、水運の役割も担っていました。
歴史的な街並みが現存し、白壁の土蔵や石積みといったロマン溢れる風景が楽しめるのが「八幡堀めぐり」のおすすめポイント。また、桜や菖蒲など、四季折々の美しい花も楽しめます。
歴史的な街並みを眺めながら、ゆったりと流れる八幡堀を船で楽しめるとはなんとも贅沢ですね。
のどかな水辺の風景が楽しめる「水郷めぐり」
「八幡堀めぐり」の他にも、近江八幡には「水郷めぐり」というものもあります!
「水郷」とは、湖や川の景色が美しい里を意味し、近江八幡の水郷は、文化庁による「重要文化的景観」に認定されており、風情あふれる美しい風景が見どころです。
こちらでは「八幡堀めぐり」とはまた違った、のどかな水辺の風景を楽しむことができます。壮大なヨシ原や菜の花、桜などが見どころです。
「水郷めぐり」は、豊臣秀次が宮中の船遊びを真似て、水郷を船で巡ったことが発祥だとされています。
舟めぐり情報
近江八幡市内では、「八幡めぐり」を2社が、「水郷めぐり」を4社が行っています。
各社で船の発着所や運行時間、料金が異なるので、自分の観光プランに合った船が選べるといいですね!
▼詳しい料金やプランについてはこちらのページをご覧ください!
https://www.omi8.com/omihachiman/suigo/
(水郷めぐり|近江八幡観光物産協会)
おわりに
いかがでしたか?
歴史情緒あふれる「八幡堀めぐり」、水辺ののどかな景色が楽しめる「水郷めぐり」。どちらも戦国時代に開かれた町・近江八幡の象徴と言えますね。
私自身も体験したことがありますが、本当に心が安らぐ時間でした。
特に桜が美しい春先に訪れるのがおすすめです。
近江八幡の舟めぐりで素敵なひと時を過ごしてみてはいかがですか?
参考
八幡堀めぐり|近江八幡観光物産協会
https://www.omi8.com/sightseeing/around/29/
近江八幡めぐりん|近江八幡観光物産協会
https://www.omi8.com/feature/course1.html
水郷めぐり|近江八幡観光物産協会
https://www.omi8.com/omihachiman/suigo/
水郷めぐり|滋賀・びわ湖観光情報
https://www.biwako-visitors.jp/spot/detail/2556/