タカラバイオ、ウイルス安全性評価試験の受託サービスを展開するViSpotを買収へ

タカラバイオ株式会社(4974)は、ViSpot株式会社(兵庫県神戸市)の全株式を取得し子会社化すると発表した。同社の株式を保有するサンスター株式会社(大阪府高槻市)と株式譲渡契約を締結した。

タカラバイオは、研究用試薬や理化学機器の製造販売および遺伝子研究受託サービス等を行っている。

ViSpotは、抗体医薬などのバイオ医薬品の安全性を担保するための試験「ウイルス安全性評価試験」の受託サービスを提供しているスタートアップ企業。

目的

本件M&Aにより、ViSpotのウイルス安全性評価試験受託サービスを、タカラバイオのCDMO※サービスに組み込む。

※CDMO事業:製薬企業などから医薬品の製法開発から製造までの工程を受託する事業

多様なモダリティに対応した品質試験メニューを拡充し、バイオ医薬品の開発・製造・品質試験に関するワンストップサービスを強化、事業拡大を図る。

また、ViSpotのウイルス安全性評価試験に関する専門性と、タカラバイオの独自プラットフォーム技術を組み合わせ、新たなサービスの開発に取り組む。両社のノウハウを相互に活用し、サービス提供体制の効率化や品質の向上に繋げるとしている。

株式の状況

異動前の所有株式数 0 株
取得株式数 800株(議決権の数:800個)
取得価額 非開示
異動後の所有株式数 800株(議決権の数:800個)(議決権所有割合:100.0%)

日程

株式譲渡実行日:2025年2月28日(予定)

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(提供:日本M&Aセンター

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