こんにちは!ライターのひなです!
みなさん、一度は物語の世界に入り込んで、物語の世界を体験してみたいと思ったことがあるのではないでしょうか。
新潟県の佐渡島では、2001年に公開された映画『千と千尋の神隠し』にも登場する「たらい舟」を体験することができます!
今回は、佐渡島で体験できる「たらい舟」のおすすめスポット3選を目的別でご紹介します!
たらい舟とは?
もともとたらい舟は狭く入り組んだ岩礁が多い佐渡島南部の小木海岸でわかめやアワビ、サザエといった貝類・海藻類を取るために考案され、古くから、佐渡・小木半島の人々の生活になくてはならない漁具でした。
たらい舟が実用化されたのは江戸時代から明治時代の間だといわれています。佐渡島の入り組んだ岩礁には大きな舟では入ることができず、小回りと安定性のある小ぶりな船が必要だったため耐久性に優れた杉を素材とした洗濯桶を改良したたらい舟が誕生しました。
大きな味噌樽を半分に切って使っていたこともあり別名「ハンギリ」と呼ばれることもあります。
たらい舟の耐荷重は約500kgであるため大人3名又は小さな子どもを含めた4名まで乗船できます。大き目なので、家族みんなで1つのたらいに乗ることができるのも面白いですね!
目的別のおすすめたらい舟施設をご紹介!
観光ついでに乗りたい方も自分にあったプランが選べる!宿根木「はんぎり」 |
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こちらのたらい舟の1番の魅力はゆらゆらと体験できるコースから、外海に出れるロングコースまで様々なコースから選べるということです。
約1300万年~1400万年前の海底火山活動で作られた独特の地形の海岸をたらい舟でまわることができ、当時、たらい舟の上からガラスの箱眼鏡で水中を覗きながら海産物を採取していた漁師さんと同じようにスコープで海中を観察することができます。
15分の短いコースから70分の長いコースまで豊富に用意されており、江戸時代にタイムスリップしたような宿根木の街並みを観光しながら海抜ゼロの場所を行くコースや、湾外まで行くコースなどさまざまな選択肢が用意されているため、もともと乗る予定でなかった場合も予定を変更して、さくっと楽しむことができます!
加えて、ペットも一緒に乗船できるのもおすすめポイントです!
基本情報
名称:宿根木・はんぎり
住所:新潟県佐渡氏宿根木393 宿根木体験学習館内
アクセス:お車でお越しの場合→小木港より車で約10分/路線バスでお越しの場合→小木港より宿根木線「小木港佐渡汽船」バス停から約12分、「宿根木」ナス停車、徒歩すぐ
問い合わせ:090-4835-5446
営業時期:3月下旬~11下旬
営業時間:9:00~18:00
予約:不要
料金:コースにより価格が異なる。詳しくは公式HPをご確認ください。
その他:お盆期間は予約ができませんので、直接、宿根木はんぎりまでお越しください。
たらい舟から歴史的建造物や絶景を眺めたい方はここ!「矢島体験交流館」 |
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佐渡のたらい舟写真で紹介されることも多い矢島を実際に眺めることができます。
矢島は経島(きょうじま)と赤い橋でつながっており、良質な矢竹の産地である矢島で作られた矢は『平家物語』で源頼政のヌエ退治にも使われたといわれています。
矢島と経島、2つの島の入り江の奥には松などの木々が多く、秘境のような景色を楽しむことができます。
また、矢島には佐渡出身の政治家である山本悌二郎が1911年に建てた別荘が、2024年3月から50年ぶりに内部が一般公開されており、建物から四季折々の風情を感じられます。
小木海岸付近の波は比較的、穏やかであり、「海中透視たらい舟」にも乗車できるかもしれません!通常、「箱めがね」で海中を覗くため、たらい舟から少し身を乗り出して見る必要がありますが、「海中透視たらい舟」ではたらい舟の中央に「箱めがね」があるため、より快適に海中を透視することができます。海の中では、クロダイが藻の中から出てきたり、小魚の群れが泳いでいたりと美しい光景が広がっています!
加えて、予約必須ですが、磯釣り・以下の一夜干し・そば打ちなど他のアクティビティも体験できる機会があるのも魅力の1つです!
基本情報
名称:たらい舟体験 (矢島体験交流館)
住所:新潟県佐渡市小木365-1
アクセス:お車でお越しの場合→小木港より車で約5分/両津港より車で約70分
お問い合わせ:0259-86-2992
営業時期:4月~10月 (11月~3月は休業)
営業時間:8:00~17:00 (※たらい舟受け付けは16:30まで)
予約:不要 (※10名以上の団体利用の場合は、利用日の1日前までに要予約)
料金:大人700円(※中学生以上)・4歳以上小人400円
一年中楽しめる!冬に行くなら、ここ!小木港の「力屋観光汽船」 |
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上記でご紹介したたらい舟施設は冬場になれば、休業してしまいますが、「力屋観光汽船」では、雨や雪の日でも傘をさしながら体験でき、年中営業しています。
また、たらい舟を操る熟練の技術を持つ女性船頭さんに代わり、自身でたらい舟を漕ぐこともできます。200円で「たらい舟操縦士免許」や「たらい舟乗船記念切符」がもらえるので、旅の記念にぴったりです!
力屋観光汽船では、モーターボートへの乗船プランもあり、佐渡の有名スポットである青の洞窟といわれる「竜王洞」に行くことも可能です!
売店では、たらい編み笠や佐渡特産の「ながも(ヒジキと同じ仲間の海藻)」が販売されています。たとえば、「佐渡ながものり」は、佐渡島の海で収穫されたながもの佃煮です。新潟県産の「コシヒカリ」のご飯のお供にいかがでしょうか?
基本情報
名称:たらい舟 力屋観光汽船
住所:新潟県佐渡市小木町1935
アクセス:徒歩でお越しの場合→小木港より徒歩5分/お車でお越しの場合→小木港から車で1分
問い合わせ:0259-86-3153
営業時期:年中
営業時間:3月~10月下旬/8:20~17:00・10月下旬~11月下旬/8:20~16:30・11下旬~2月/9:00~16:00
予約:団体利用の場合は要予約
料金:大人700円・小人(4歳~小学生)400円
おわりに
いかがでしたか?
たらい舟は舟からの景色だけでなく、海中の様子や佐渡弁を話す船頭さんとの会話から「佐渡」という地を感じることができるのが魅力です!
ぜひ、佐渡島に行った際には体験してみてください!
参考
新潟観光ナビ
https://niigata-kankou.or.jp/blog/1167
新潟観光ナビ
https://niigata-kankou.or.jp/experience/8870
新潟観光ナビ
https://niigata-kankou.or.jp/spot/9986
力屋観光汽船㈱の公式ホームページ
http://park19.wakwak.com/~rikiyakankou/
佐渡なび
https://sadonavi.com/leisure/%E3%81%9F%E3%82%89%E3%81%84%E8%88%9F%E3%80%90%E4%BD%93%E9%A8%93%E3%81%99%E3%82%8B%E3%80%91%E3%83%AC%E3%83%B3%E3%82%BF%E3%82%AB%E3%83%BC%E3%81%A7%E6%A5%BD%E3%81%97%E3%82%80%E4%BD%90%E6%B8%A1%E6%97%85-2/
日刊にいがた
https://tjniigata.jp/special/202402sadotokuhain/
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https://allabout.co.jp/gm/gc/409637/