こんにちは!ライターの中宮桃果です。
今回は、北海道民に愛される「小樽のかまぼこ産業」について紹介します!
「お土産にかまぼこが有名」と聞くと、神奈川県小田原市や、笹かまぼこの宮城県仙台市などを思い浮かべる方も多いかもしれません。
しかし、北海道・小樽市も北海道民に愛されるかまぼこの産地なのです。
小樽土産の定番・かまぼこが有名になった経緯
江戸時代から水産加工業が発展していた小樽。当時は保存のきくニシンや塩数の子が中心でしたが、沖合漁業や北洋漁業が発達するにつれ、明治時代からスケトウダラ・タラ・カレイホッケなどが漁獲対象となり、これらを用いて作るかまぼこなどの加工品産業が発展しました。
小樽でかまぼこが有名になったのには2つの理由があります!
①豊かな漁場である日本海に面し、かまぼこの原料である魚のすり身が大量に確保できた。
②豊かな自然に囲まれ、良質な水が豊富にあった。
かまぼこ作りに欠かせない原料の美味しい魚ときれいな水が、かまぼこ作りに向いていたのですね。
明治38年創業!かまぼこの老舗・かま栄
「小樽でかまぼこを買うならここ!」と、私の北海道出身の友人がおすすめするのは明治38年創業の老舗・かま栄。かま栄は、2024年11月現在、北海道内に11店舗を構えるかまぼこの名店です。
パンロールって何!? |
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かま栄には、メジャーな板かまぼこや、様々な味を練り込ませた小樽小町や小樽港町、揚げかまぼこなど、様々な種類のかまぼこが売られていますが、中でも、目玉商品は「パンロール」!
昭和37年にかま栄先代社長・佐藤公亮氏が、「スナック感覚で食べるかまぼこ」を追求し、生まれたのがパンロールなのです!
スケトウダラのすり身に豚ひき肉と玉ねぎを加え、薄いパン生地で包んで揚げて作られており、外はサクサク中はフワフワな新感覚のかまぼこを体験できるはず。
電子レンジで軽く温め、トースターで焦げない程度に焼くのがおすすめの食べ方!
パンロールは、真空パックに入れることが不可能、かつ防腐剤を使っていないので、直営店のみでの販売です!
飛行機で帰る方は、「かま栄・新千歳空港店」でもゲットできるので立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
工場見学も! |
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小樽市堺町にある「工場直営店」では製造工程を無料で見ることができ、ひとつひとつ職人さんが手作りする様子を見れば、お土産を買わずにはいられませんよね!
併設する「かま栄カフェ」で出来立てアツアツのかまぼこメニューを堪能することもできます。
◎かま栄・工場直営店【所在・アクセス】
住所 : 北海道小樽市堺町3−7
アクセス : JR小樽駅から徒歩約15分
電話 : 0134-25-5802
営業時間 : 9時から19時(※12時半から13時半はお昼休みで工場はストップしています)
定休日 : 元旦
おわりに
いかがでしたか?
日本海と北海道の豊かな恵みと歴史がギュッとつまった小樽のかまぼこ。
普段スーパーで買うのとは違う手作りのおいしさを、ぜひ北海道で味わってください!
旅の思い出におひとついかが?
参考
小樽市
https://www.city.otaru.lg.jp/docs/2020100800674/
かま栄のかまぼこ
https://kamaei.co.jp/
GRAND PARK OTARU | 小樽情報
https://grandparkotaru.com/blog/otaru-info/otaru-kamaboko