こんにちは、学生ライターのあやのです。
今回は、日本酒についてご紹介。
日本有数の米どころである新潟は、実は日本酒造りも盛んです。
一体どんな日本酒を製造していらっしゃるのか。
日本酒好きな方はもちろんのこと、日本酒初心者にも分かりやすく紹介します!
お酒は20歳になってから。未成年の飲酒は法律で禁止されております。
酒蔵の数は日本一!
そもそも、日本酒の原料となるのはお米。
米どころである新潟は、日本酒造りにもってこいの地域です!
実際、食用のお米だけではなく、特に日本酒造りに適したお米(酒造好適米)を多く栽培しております。
酒造好適米は一般的なお米と違い、たんぱく質や脂質が少ない、粒が大きくて丈夫、といった特徴があります。
そして、新潟で日本酒造りが盛んな理由はもう1つあります。
それが雪。
新潟は、積雪が多く非常に寒い地域です。
この雪の寒さが雑菌の増殖を防ぎ、お酒造りに大切な微生物の動きを活発にしてくれます。
さらに、雪解け水を含む新潟の綺麗な水も、日本酒造りには欠かせません。
日本酒の製造に使われる水は「仕込み水」と呼ばれ、水の性質や硬度によって、日本酒の質が変わってしまうほどに重要な要素です。
おいしいお米と綺麗な水が集まる新潟。
その結果、新潟には日本酒を製造する蔵が80以上もあり、この数はなんと、日本一だそうです!
新潟の日本酒って、どんな味?「淡麗辛口」って何?
米と雪、水で造られる新潟の日本酒。
こちらは一体、どのような飲みごたえなのでしょうか。
一般的に、新潟の日本酒は「淡麗辛口」だと言われています。
「淡麗(たんれい)」とは、すっきりした味わいのことでクセがなく、飲んだときにさらっと喉を通り過ぎていくような味わいです。
「辛口」とは、「甘くない味わい」であることを指します。
もちろん、カレーやわさびのような、ピリピリした辛さではないです!
「辛」という文字に騙されないでくださいね!
ちなみに、反対語の「甘口」は漢字だけだと砂糖やチョコレートを想像するかもしれませんが、本当はお米の糖分を由来にした甘さだそう。
これらを合わせると、新潟の日本酒は「すっきりしていて、それほど甘くない」お酒だと言えます。色々な料理に合わせやすいのが特徴です!
もちろん、新潟の日本酒すべてが「淡麗辛口」であるとは限りません。
新潟の南部である上越地方では甘口のお酒が製造されており、「辛口」は同じ「辛口」でも、地方によって味わいが少し違うそうです。
それぞれの特徴を知ると、日本酒選びの参考になるかもしれません。ぜひ新潟の多種多様な日本酒を楽しんでみてください!
終わりに
いかがでしょうか。
新潟のおいしい日本酒の魅力が少しでも伝わっていれば幸いです!
ちなみに、新潟には日本酒に関連したイベントも盛りだくさん!
日本酒大好きな方はもちろん、日本酒を飲んだことがないという方も新潟のおいしい日本酒に挑戦してみてはいかがでしょうか。
参考
日本酒造組合中央会「日本酒を知る:日本酒の製造工程」
https://japansake.or.jp/sake/about-sake/sake-brewing-processes/
新潟県産業労働観光部産業振興課「にいがたの酒」
https://www.pref.niigata.lg.jp/uploaded/attachment/82714.pdf
朝日酒造株式会社HP「日本酒の「甘口」「辛口」とは?知ればお酒選びがもっと楽しくなる!」
https://magazine.asahi-shuzo.co.jp/know/763#item30383
朝日酒造株式会社HP「日本酒を飲んだことがない人の疑問を解決! よく聞く言葉「辛口」「淡麗」「キレ」って何?」
https://magazine.asahi-shuzo.co.jp/know/607
朝日酒造株式会社HP「酒米(さかまい)とは?飯米との違いや代表的な品種を紹介」
https://magazine.asahi-shuzo.co.jp/know/60