知識の4つの階層
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黒坂 岳央
黒坂 岳央(くろさか・たけお)
水菓子 肥後庵 代表 フルーツビジネスジャーナリスト。シカゴの大学へ留学し会計学を学ぶ。大学卒業後、東京で会社員を経て独立。フルーツギフトのビジネスに乗り出し、「肥後庵」を運営。経営者や医師などエグゼクティブの顧客にも利用されている。ビジネス雑誌やニュースサイトでビジネス記事を書いている。著書に『年収1億円超の起業家・投資家・自由業そしてサラリーマンが大切にしている習慣 “億超えマインド"で人生は劇的に変わる!』(https://amzn.to/2U7ZeoX )など。

知識というのは階層がある。「知っている」「理解している」「実績を出している」「他人に教えられる」という4つの階層だ。多くの人は「知っている」ことに満足してしまう。だが、利益を出していく経営者たるもの、目指すべきは「他人に教えられる」というフェーズだ。今回は知識の階層について詳しく解説したい。

知識は使い倒して初めて意味がある

稼いでいくビジネスマンは「それ知ってる」がNGワードである。

この言葉が出る思考の背景には「自分はその領域について知っている。分かっている」という慢心の姿勢が見て取れる。

SNSでもインフルエンサーへのコメントに「知っています!」「こんなのもあります」と言う人達がいる。もちろん、普通に生きていくなら問題ないであろう。

だが、経営者なら、慢心の姿勢はご法度だ。知識があることに満足したりただ知識を持っていたりするだけでは、なんの意味もない。

多くの人は知っていることに満足してしまうが、まずは一番下のフェーズから脱却する必要性を理解しよう。

知識における4つの階層