第一興商、子会社のユニオン映画の全保有株式をタクミ商事に譲渡

株式会社第一興商 (7458) は、2024年1月29日開催の取締役会において、連結子会社であるユニオン映画株式会社(東京都中央区)の株式のうち、第一興商保有分の全部を、タクミ商事株式会社(東京都新宿区)に譲渡することについて決議した。これに伴いユニオン映画は連結子会社から除外されることとなる。

第一興商は、業務用カラオケ事業、カラオケ・飲食店舗事業、音楽ソフト事業等を展開する。

ユニオン映画は、テレビ番組の企画・製作および販売 映画、演劇等の企画、製作および演出 インターネット配信コンテンツ・テレビコマーシャル等の企画、製作および販売 著作権を利用したコンテンツ等の企画および販売等を行う。

タクミ商事は、半導体・電子部品、音響機器及び測定装置の販売 インターネット等のネットワークを利用した通信販売 録音スタジオの経営、映像・音楽(Video、DVD等)企画製作・販売 録音スタジオの設計、施工を行う。

ユニオン映画は、2001年に当社が子会社化したレコード会社、日本クラウン株式会社の子会社としてグループ入りし、その後2007年に第一興商の子会社となった。

ユニオン映画の業績はグループ入り以降、売上・利益とも堅調に推移し、特定のテレビ局による資本参加がない独立系の番組製作会社として、TVドラマ・バラエティ番組製作において業界内でも一定の立ち位置を築いている。

しかしながら、第一興商の中核事業であるカラオケとの間で事業上の相乗効果を発揮することは難しく、株式売却について検討したところ、タクミ商事へ株式譲渡することが、3社にとって最善であるとの判断に至った。

・今後の予定
株式譲渡実行日 2024年3月1日

放送・出版・コンテンツ制作業界のM&A・事業承継の動向はこちら
(提供:日本M&Aセンター

無料会員登録はこちら