※本稿は寄稿者の個人的見解に基づく原文を掲載したものであり、THE OWNERの見解を示すものではありません。

経営者が体を動かす自然と触れ合う趣味にハマる医学的な3つの理由
(画像=juancajuarez/stock.adobe.com)

経営者にとって自然の中で体を動かす趣味は、ビジネスの成果だけでなく、個人の健康にも大きな利益をもたらします。しかしなぜ、釣り、サーフィン、トレイルランニングなどの自然と積極的に交流する趣味に多くの経営者がハマってしまうのでしょうか。この記事では、経営者が自然とのつながりを持つ趣味にハマってしまう、その背後にある医学的根拠に焦点を当てながら解説していきます。

自然の中で体を動かす趣味の重要性

経営者は多忙でストレスが多い生活を送りがちです。そのため、心身のバランスを保つためには、自然の中でアクティブに過ごすことが大切です。成功している経営者の中には、自然とのつながりを大切にし、趣味として釣りやハイキング、カヤッキングなどを生活の一部に取り入れている人も少なくありません。それはなぜか?自然環境は、都市生活におけるストレスや圧力から個人を解放させ、心身の回復を促す効果があります。経営者は感覚的にこれを理解し、日々の生活に取り入れている方が多くいらっしゃいます。

自然の中で体を動かす趣味の医学的な3つの利点

ではここで、自然の中で体を動かす趣味の持つ3つの医学的な根拠を示します。

1. ストレス軽減とリラクゼーション効果
釣りやトレイルランニングなどの活動は、心身のリラクゼーションに大きく貢献します。自然の中での活動は、ストレスホルモンであるコルチゾールのレベルを下げる一方で、リラックスホルモンであるセロトニンやエンドルフィンの分泌を促進します。これにより、ストレスの軽減と心身のリラクゼーションが実現されます。

2. 集中力の再獲得
長時間の仕事によって思考の余白が失われると、集中力の低下を招きます。自然の中で異なる活動に没頭することで、思考がリセットされ、頭の中に余白が生まれます。この余白によって、集中力や新たなアイデアを得ることができます。このようにして、集中力が再獲得され、仕事への意欲も高まります。

3. 自然とのつながりによる創造性の向上
自然と触れ合うことで、心身がリラックスし、新しいアイデアや創造的な思考が促進されます。自然の美しさや壮大さに触れることで、新たな視点やインスピレーションを得ることができます。

体を動かす趣味と仕事のバランスの取り方

経営者としての成功を追求する中で、仕事とプライベートのバランスを取ることは容易ではありません。しかし、自然の中での活動を趣味として取り入れることで、効率的な仕事の進め方と心身の健康の両方を維持することが可能になります。例えば、週末にトレイルランニングやサイクリングを行うことで、新たなエネルギーを得て、翌週の仕事に向けて心身を整えることができます。

まとめ

経営者にとって、自然の中でのアクティブな趣味は、ストレス管理、集中力の向上、身体的な健康の維持に役立つだけでなく、ビジネスの成功にも大きく寄与します。これらの活動は、ビジネスと個人の両面での成長を促進する鍵となり得るのです。自然の中で体を動かすことにより、経営者は仕事におけるパフォーマンスを高めると同時に、個人の幸福感と健康を向上させることができるのです。

永 滋康(えい しげやす)
北城 雅照
医療法人社団円徳理事長。医師・医学博士。東京の足立区に年間延べ10万人以上が受診する整形外科「足立慶友整形外科」を運営。正しい医療情報を患者さんにお届けするために、テレビ・ラジオ・SNSなどで医療情報を発信している。プロサーフィン選手・Xリーグアメフト選手、格闘家などのスポーツ選手の医療的サポートも積極的に行っている。・instagramTikTok

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