オーシャンビューを目的にドライブ! 景色が最高なサービスエリア・パーキングエリア4選

高速道路は、すばらしい景色がみられるのも走行する醍醐味であり、魅力にもなっています。特に、日本は島国で世界的にみると小さい土地のなかに、さまざまな地形がつまっており、高速道路での走行中に、めまぐるしく景色が変化するところもあります。日本では、主に山の景色と海の景色が素敵な風景が多い印象ですが、高速道路でも山と海の景色がすばらしいところが多く、私もいろいろと楽しみながら走行しています。

私の場合、これまで山地域での生活が長かったため、海をみる機会があまり多くなかった経緯から、山地域にもちょくちょく行きますが、海岸地域へ赴く機会の方が多くなっています。さらに、最近は海岸沿いや海を突っきる路線も増えてきたことから、すばらしい海の景色がみられるポイントが増えてきました。海の景色は、みなさん大好きなので、単純な利便性以外にも景観も考えて、高速道路が建設されている部分もあります。

高速道路の休憩ポイントとなるサービスエリアやパーキングエリアも、すばらしいオーシャンビューがみられるところが全国各地に存在します。景色がいいサービスエリアは、やはり人気がありたくさんの人が集まります。今回は、日本人ならみなさん好きなオーシャンビューがみられるサービスエリア・パーキングエリアをいくつか紹介します。ドライブの目的地や経由地の参考に、ぜひしてみてください。

目次

  1. 東名高速道路「富士川SA」
  2. 東京湾アクアライン「海ほたるPA」
  3. 神戸淡路鳴門自動車道「淡路SA」
  4. 瀬戸中央自動車道「与島PA」
  5. これからオーシャンビューを眺めるのに絶好な季節です

東名高速道路「富士川SA」

オーシャンビューを目的にドライブ! 景色が最高なサービスエリア・パーキングエリア4選
東名高速道路「富士川SA(下り線)」は富士市街並の奥に駿河湾の景色が見えます

まずは日本を代表する高速道路である東名高速道路(以下 東名)より、静岡県富士市に所在地をおく「富士川SA」です。

東名は、静岡県の「富士IC」〜「清水IC」が駿河湾沿岸部を走行するため、駿河湾のオーシャンビューを楽しめます。そして、区間内に設置されている富士川SAは、起点から数えて東名3番目のサービスエリアで、サービスエリアの機能を十分備えると同時に、絶景もみられるため、オススメのサービスエリアとなっています。

富士川SAは、名称のとおり山梨県を源流に静岡県へと流れる「富士川」のちょうど河口付近にあることと、所在地の富士市が中枢都市(正確には施行時特例市)であるため、駿河湾のオーシャンビューと一緒に富士川や富士市の街並を眺められるのも特徴です。

富士川SA上り線は、「道の駅富士川楽座」が併設するハイウェイオアシスとなっており、2017年2月23日(富士山の日)に「Fuji Sky View(フジスカイビュー)」と呼ばれる大観覧車も開業し、観覧車から眺める絶景もおすすめです。

また、富士川SAより11kmほど名古屋方面へ行ったところにある「由比PA」も、駿河湾のすぐ沿岸に設置されており、パーキングエリアの敷地のすぐそこが海という、絶景ポイントとなっています。

東京湾アクアライン「海ほたるPA」

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東京湾アクアライン(以下 アクアライン)は、1997年12月に開通した、神奈川県川崎市から千葉県木更津市を結ぶ路線です。東京湾のど真ん中を突っきるルートで、開通当時かなり話題となりました。

アクアラインは、全長約15kmのうち起点から10kmが「東京湾アクアトンネル」、残り5kmが「東京湾アクアブリッジ」で構成されています。そして、トンネルと橋梁の間に設置されているのが「海ほたるPA」になります。

海ほたるPAは、人工島に設置された5階建ての建物のなかに、サービスエリア並みの施設を設けると同時に、設置場所からもわかるとおりあたり一面の東京湾の景色に加え、起点の川崎市や終点の木更津市の工業地帯を中心とした景色が一望できます。

オーシャンビューを目的にドライブ! 景色が最高なサービスエリア・パーキングエリア4選

海ほたるPAは夜景もキレイで、「日本夜景遺産」にも指定されています。また、海ほたるPAを目的地にドライブする方も多く、開業当初から来た方面へUターンできる構造になっています。

ただし、施設の充実さと絶景ポイントであることから、かなり人気の高いパーキングエリアであり、土日休日を中心にパーキングエリアが混雑し、パーキングエリア入口手前から渋滞することもあります。

神戸淡路鳴門自動車道「淡路SA」

オーシャンビューを目的にドライブ! 景色が最高なサービスエリア・パーキングエリア4選

本州と四国を結ぶ路線は、3路線(2023年7月現在)ありますが、そのなかで一番東側を通るのが神戸淡路鳴門自動車道(以下 神戸淡路鳴門道)です。神戸淡路道は、兵庫県神戸市を起点に徳島県鳴門市で終点を迎える、全長89kmからなる路線です。

名称のとおり淡路島を通る路線で、淡路島は日本の離島のなかで最も人口が多く、観光地としても人気のある場所です。そんな淡路島の淡路市に設置されているのが「淡路SA」です。

淡路SAは、施設の総売上が東名の「海老名SA」と並んで全国トップクラスであり、人気の秘訣は淡路SAからみられる絶景にあります。淡路SAからは、淡路島の街並と本州と淡路島を結ぶ「明石海峡大橋」、対岸の神戸市や明石市の街並が一緒に見ることができます。

さらに、東名の富士川SAと同様にハイウェイオアシスが併設されており、2006年5月には観覧車も設置されています。また、上り線は恋人の聖地としても認定されています。

夜には、観覧車がライトアップされ明石海峡大橋や対岸の夜景も素敵にみえるため、日中・夜間通して景色を楽しめるスポットです。

瀬戸中央自動車道「与島PA」

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本州と四国を結ぶ路線のなかで最も歴史があるのが、岡山県倉敷市(正確には早島町)と香川県坂出市を結ぶ瀬戸中央自動車道(以下 瀬戸中央道)です。瀬戸中央道は、全長37.3kmと短めで下部にはJRA本四備讃線が通っており、上部が自動車道、下部が鉄道という2階構造になっています。

そんな瀬戸中央道の経由地で離島である与島に設置されているのが「与島PA」です。与島PAは住所でみると坂出市与島町になることから、坂出市に近い位置にあり、与島PAからは瀬戸大橋と対岸の坂出市の景色、瀬戸内海や瀬戸内海の島々の景色を楽しめます。

与島PAでは、かつてハイウェイオアシスの先がけ的な施設である「瀬戸大橋フィッシャーマンズワーフ」という大型商業施設が併設していましたが来客数の現象に伴い、2011年11月に全面閉鎖されました。それでも、パーキングエリアの施設は現在でも営業しており、展望台も設置されているので、十分満足できる設備が整っています。

また、与島自体もさまざまな観光スポットがあり、与島PAから歩いて行くこともできますので、ぜひ絶景を眺めるのと合わせて楽しんでいただければと思います。

これからオーシャンビューを眺めるのに絶好な季節です

オーシャンビューを目的にドライブ! 景色が最高なサービスエリア・パーキングエリア4選
与島は夕暮れの景色も素敵です

日本の高速道路は、どちらかというと内陸部や山間部を通る地域が多いため、海岸沿いのオーシャンビューを楽しめるスポットは意外と少ないんです。だからこそ、オーシャンビューがみられるスポットは貴重になっています。

オーシャンビューでも、場所によって周辺の橋梁や島々、対岸の街並の景色に違いがあるため、さまざまなスポットでオーシャンビューを眺めるのもドライブの幅が広がるためおすすめです。また、広いサービスエリアの敷地を散歩しながらオーシャンビューを眺めるのも、日常の疲れをリフレッシュできますので、オススメの方法になります。

私もそうですが、最近はオーシャンビューがみられるサービスエリアを目的地にドライブされる方も増えてきました。ぜひみなさんも、これから夏の海がピッタリなシーズンに、オーシャンビューへの旅をしてみてはいかがでしょうか。

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