こんな神々しいほどの絶景雲海に車で楽々アクセス。観光拠点にオススメの道の駅「うたしないチロルの湯」【プロフォトグラファーが教える北海道の絶景】

高速道路と一言でいっても、路線ごとに特徴やならではの要素が盛り込まれており、それが高速道路を走行するおもしろさの一つにつながっています。1つとして同じ路線はなく、路線ごとの特徴をどんどんみつけていくのも、高速道路への好奇心をかきたたせてくれます。

そんななかで、高速道路をよく走行するみなさんなら、お気に入りの路線というのを1つや2つはお持ちではないでしょうか。自分の家の近郊を通る普段からよく利用する路線から、普段はなかなか走行できないけど思い出に残っていて機会があればぜひ走行したい路線まで、いろいろな想いがあるはずです。

私も、小さい頃は両親が運転する車に乗って高速道路を利用し、今は自分で運転し日本各地へさまざまな路線の高速道路を利用してドライブをしています。

日本各地の路線を利用している私も、中でも特にお気に入りの路線というのが存在します。お気に入りの路線を走行している際は、やはりテンションが上がりますし、運転への意欲も高まります。

自分のお気に入りの路線をみつけて走行することは、運転をより活性化させますし、それに伴い自分の運転レベルを向上させることにもつながるため、いろいろとメリットがあります。そんなわけで、今回は私のお気に入りの路線について紹介いたします。ぜひ、参考にしてみてください。

目次

  1. 【第1位】中国自動車道(中国道)
  2. 【第2位】中央自動車道(中央道)
  3. 【第3位】東名高速道路(東名)
  4. 【第4位】道央自動車道(道央道)
  5. 【第5位】東海北陸自動車道(東海北陸道)
  6. お気に入りの路線をみつけて、ドライブライフを充実させてください

【第1位】中国自動車道(中国道)

こんな神々しいほどの絶景雲海に車で楽々アクセス。観光拠点にオススメの道の駅「うたしないチロルの湯」【プロフォトグラファーが教える北海道の絶景】

数ある路線のなかから私が最も好きな高速道路が、主に中国地方の中央部を縦貫する「中国自動車道」(以下 中国道)です。島根県に親戚がいる関係から、中国道は島根に行く際によく利用しております。

総距離540.1キロは、日本の高速道路では東北自動車道に次ぐ2番目の長さで、とても走りごたえのある路線です。距離の長さもさることながら、中国道は区間によって移り変わりの多めなドラマティックな路線でもあります。

中国道は、起点から兵庫県三木市の「吉川JCT」までは片側3車線通行で、そのなかでも起点の吹田JCT〜「西宮北IC」は、西日本を代表する大都市近郊区間となっており、モノレールや高規格な一般道と並走する、都会感満載の区間です。

吉川JCTの前後あたりから、周辺の景色はがらりと変わり、中国山地近郊の山々の景色が中心となり急カーブや急勾配が多めになります。なかには、「R=200」という主要高速道路では、めったにない急カーブも存在します。

他にも、インター間の距離が比較的長めだったりジャンクションの数が多めだったりと、一見ベタな路線と思いきや、特徴的な路線である中国道を私のお気に入り路線の第1位に選出しました。

【第2位】中央自動車道(中央道)

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第2位は、私が一番お世話になっている路線「中央自動車道」(以下 中央道)です。東京生まれ山梨育ちで現在東京在住の私は、これまで中央道沿道での生活がほとんどです。

私の大好きなドライブも、まずは中央道を利用して各地へ向かい、どんなに遠方へのドライブでも最後は中央道を利用することが多く、私の人生にはなくてはならない路線と言っても過言ではありません。

中央道も中国道同様に都市部から山岳地帯への景色の移り変わりが激しい路線ですが、中央道は中国道よりも山岳地帯の標高が高く、山々の景色もより雄大にみえるのが特徴です。

「談合坂SA」「八ヶ岳PA」「駒ヶ岳SA」「恵那峡SA」「虎渓山PA」「屏風山PA」「内津峠PA」のように、山岳地帯の地形にまつわる名称のサービスエリアやパーキングエリアも多く、さらに本線に加えて山梨県の「大月JCT」を起点とする富士吉田線という支線があるのも、中央道ならではといえます。

首都圏〜中京圏を結ぶ高速道路としては、より沿岸部を通る「東名高速道路」(以下 東名)があり、さらに「新東名高速道路」(以下 新東名)や中央道と東名を接続する路線の開通により、中央道の利用機会は減りつつありますが、それでも中央道にしかない味わいを楽しみたい気もちや、中央道へのこだわりは忘れずに、これからも利用していきたいと思います。

【第3位】東名高速道路(東名)

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第3位は、先ほど中央道のところでも少し紹介しました東名になります。東名は、大都市でみると東京と名古屋を結んでいる路線であり、経由地の都市規模も大きいことから、まさに日本の大動脈となる路線です。

私も、小さい頃から東名への憧れは強かったですし、大人になって実際東名を走行する機会が多くなってからも、やはり東名走行時は他路線とは違う特別感を感じます。

東名というと都市部を走行するイメージが強いですが、日本一標高の高い山である「富士山」の近郊や「駿河湾」「浜名湖」周辺などの自然景観がみられるところも通るため、景色がとても楽しめる路線でもあります。

さらに設置看板の親切さやサービスエリアの充実ぶりは他路線を凌駕しており、満足度の高さが東名の魅力へとつながっているところなども、東名が長年みなさんに愛される所以だと感じます。

東名は、大都市同士を結んでいることや経由地近郊に漁港や工業地帯も多いことから、物流がさかんでトラックの交通が多めなのも特徴です。トラックとお互い思いやりをもちながら共走するのも、東名ならではといえます。

【第4位】道央自動車道(道央道)

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北海道の主要高速道路である道央自動車道(以下 道央道)は2023年6月現在、北海道南部の都市函館市近郊の「大沼公園IC」から北海道の中心地札幌市、第2の都市旭川市を経由して、北海道士別市の「士別剣淵IC」までつなぐ高速道路です。

私は、北海道に出張へ行った際に道央道をよく利用していましたが、とにかくスイスイ快適に走行でき、本州の高速道路よりも雄大さを感じられました。それでいて、表記看板やサービスエリアなどの雰囲気は本州の高速道路とほぼ変わらないため、割りと早くなじむことができ何回も走行したくなる路線となりました。

私が一番驚いたのが、高速道路のすぐ近くに牧場があり、高速道路を走行しながら牛や馬などの姿が視界に入ってくることです。まさに、「ザ・北海道」というのを感じながらの走行は、とても気もちよく、まさにドライブの醍醐味といえます。

北海道の高速道路は、札幌市の「札幌JCT」を基準としていて、かつては道央道も札幌JCTを基準に南北にインター番号が大きくなるという方式でしたが、2018年12月に本州の路線と同様の方式へと変更になりました。個人的には残念な気もちですが、それでも北海道ならではの要素がもりだくさんの路線であり続けています。

【第5位】東海北陸自動車道(東海北陸道)

こんな神々しいほどの絶景雲海に車で楽々アクセス。観光拠点にオススメの道の駅「うたしないチロルの湯」【プロフォトグラファーが教える北海道の絶景】

東海北陸自動車道(以下 東海北陸道)は、名称のとおり東海地方と北陸地方を結ぶ高速道路として、2008年7月に全線開通しました。私は、主に観光目的で東海北陸道を利用していますが、大好きな路線で自然と利用する機会も多い路線です。

太平洋側と日本海側を結ぶ路線ながら、ほとんどは山岳地帯です。中国道や中央道と近い雰囲気を感じつつ、日本の高速道路で最も標高の高いところに位置する「松ノ木峠PA」や日本で3番目の長さをほこるトンネル「飛騨トンネル」などがあり、より高い山岳地帯を走行している感覚を味わえます。

東海北陸道は、とにかく沿道に魅力的な観光地が多いのが特徴で、水族館を併設しているハイウェイオアシスの「川島PA」をはじめ、郡上八幡・高山・白川郷・五箇山などの情緒ある風景を楽しみながらのドライブは最高です。

東海北陸道は、冬の豪雪が激しい地域もありますので、ドライブできる時期が限られていることも逆に貴重な機会となるため、そこも魅力的だったりします。

お気に入りの路線をみつけて、ドライブライフを充実させてください

こんな神々しいほどの絶景雲海に車で楽々アクセス。観光拠点にオススメの道の駅「うたしないチロルの湯」【プロフォトグラファーが教える北海道の絶景】

私のお気に入りの路線トップ5を私の経験や想いを混ぜながら紹介いたしました。日本の高速道路は、とてもよく整備されていますし、景色もすばらしいところが多いので、ほんとに何回も走行したくなるところがいっぱいあります。

そんななかで、「この路線のここがいい」というところをなるべく多くみつけることで、より高速道路を好きになれるので、ワクワクや楽しみが増えてきます。

最近は、高速道路を管理・維持するNEXCO各社の尽力もあり、サービスエリアや各種設備にますます魅力があふれてきており、ドライブの目的やワクワク感がどんどん増してきています。

みなさんも、ぜひみなさんならではのポイントで、何回走行しても飽きないくらいのお気に入りの路線をみつけてみてください。

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