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1. 骨董品は家財か美術品かで大きな違いに
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1-1. 時価扱いのため専門家の評価が大切!
素人には判断がつかない骨董品や美術品の評価。ガラクタだと思っていたものが、鑑定してみたら高額だったという場合もあるため、うかつに処分はできません。骨董品や美術品は、換金できるので相続財産に含まれます。骨董品や美術品は時価で評価されるので、購入時は10万円でも現在100万円の価値であれば、100万円の相続財産に。もちろん、価値が下がることもあるので専門家による鑑定が必要です。鑑定の結果、1点につき5万円以下の場合は、テレビやタンスなどと同じ家財として、「家財一式50万円」などとまとめて申告。1点が5万円超のものはひとつずつ申告することになります。一方、高額だった場合は鑑定士に評価鑑定書(有料)を発行してもらい、遺産分割協議(42ページ参照)を行います。ちなみに、相続後は申告前寄附をすると、その分の相続税は回避できます。
2. 骨董品や美術品がある場合の流れ
2-1. 信頼できるプロに鑑定を依頼する
骨董品や美術品の評価は、「時価」が原則
骨董品や美術品はそのときによって価格が変わる時価の扱い。いくらで買ったかよりもいくらで売れるかが重要なので、品物の価値を正しく評価・査定してくれる信頼できるプロの鑑定士に依頼しよう特に鑑定が必要なケースは右にある通り
生前に被相続人本人が高額だと言っていた場合
美術館などに貸し出ししている場合
相続人の中で欲しがる人が複数いる場合
2-2. 鑑定を依頼する場合の注意点
無料見積り
買い取り専門業者の無料見積もりは、無料とはいえ買い取ることを前提にしているので、安い金額になりがち。そのため業者には、はっきりと「相続のための鑑定を依頼したい」と伝えよう。正しい評価が重要なので、品質の価値を正しく評価・査定してくれる信頼できるプロの鑑定士に依頼したい
鑑定費用は自己負担
鑑定費用は必要経費にはならず、全額自費扱い。鑑定の結果、骨董品でも高額なものには評価鑑定書が必要。たとえば鑑定申込み1件につき2万円+鑑定書は美術品1点につき2000円+出張料や交通費などがかかることも。「骨董品よりも鑑定費用のほうが多くかかった」ということも少なくない
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3. 専門家からのアドバイス
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高額の骨董品や美術品は専門家に鑑定を依頼
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税理士:古尾谷裕昭
(画像=相続サポートセンター)
4. まとめ
●専門家の正当な鑑定が重要
●1点5万円以下なら家財扱いに
(提供:相続サポートセンター)