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杉山 大輔(すぎやま・だいすけ)
ビジネスプロデューサー/『私の哲学』編集長・インタビュアー
株式会社インターリテラシー 代表取締役ファウンダー・CEO
株式会社ジールアソシエイツ エグゼクティブプロデューサー

1979年東京都生まれ、ニューヨーク育ち。2002年慶應義塾大学総合政策学部卒業。2004年慶應義塾大学大学院経営管理研究科修了(MBA取得)。
1999年大学1年次に教育コンサルティング会社を立ち上げる。2007年コミュニケーション問題の解決をはかる株式会社インターリテラシーを設立。2014年クオンタムリープ株式会社執行役社長として活動。『行動する勇気』(フォレスト出版)、『運を動かせ』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)『脱米論』(財)公共政策調査会主催、読売新聞社後援「21世紀においてあるべきわが国のかたちをいかに考えるか」優秀賞受賞。『守破離』 日本貿易会主催「ジャパンブランドの可能性」第2回日本貿易会賞優秀賞受賞。ベンチャー経営歴20年。3男1女、4人の子どもの父親。東京マラソン、那覇マラソン、ホノルルマラソン完走。伊豆大島観光特派員。英検1級。Oxford Teacher Training Program 修了。

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人生はワンショット。One life

いろんな人がいるけれど、だいたい3通りの人に分かれるそうです。

1.現状に気づいていない人。

2.現状に気づいて状況を変えたいと思っている人
  (でも行動しない)。

3.現状に気づいて状況を変えたいと思って
  行動して人生を変える人。

1.は気づいていないからすごく心配。
2.は歩留まり状態。
やっぱり3だね。

みんなには3になってほしいと思います。

ボートを燃やせ!

burn one's boats

また英語です(笑)。これは、いつも僕の頭の片隅にある言葉。

日本語で「ボートを燃やせ」「退路を断て」という意味です。敵の国に上陸したら、自分が乗ってきたボートを燃やして、退路を断つ。

帰る手段がなくなることを意味します。相手と戦って勝つか、あるいは、負けて命をなくすか、捕らえられるか。つまり、「引き返す」選択肢をなくす、ということです。

なかなか行動できない理由の1つに、リスクを考えすぎて決断までの時間がかかってしまうことが挙げられます。その気持ち、よくわかります。僕も以前はそうだったから。

でも、今はどんどん決断して行動しています。それができるのは、あと戻りすることを考えていないから。それを考えるよりも、先に行動したほうがいいと思っています。

なぜなら、すぐに行動しないリスクが存在するからです。

たとえば、営業の仕事をしているとします。Aという会社に営業に行こうかどうか迷っている。「前に一度電話したときに、担当者に『忙しいのに電話をかけてくるな』と切られた。また切られたらいやだな。電話せずに、行こうかな。どうしよう」

その間に、同業他社のほかの人が営業に行って契約を交わしてしまった。

もう、あとの祭りです。

とりあえず、「前は忙しかったけれど、今度は、手が空いているかもしれない」と前向きに考えて担当者にもう一度電話を入れていたら、話は違ってきたかもしれません。

軍人は、決断から行動までの時間が早いと聞きます。決断に時間をかけて、行動しないままでいたら、先に攻められて命を失う可能性が高いからです。

行動しないリスクが大きいとわかっているから、パッと決断してすぐに行動する。

僕も何か行動するときは、逃げ道を細かく検証したり、リスクを考えるよりも、まずボートを燃やしているタイプです(笑)。

何かをするときには、あまりに深く考えすぎず、むしろ、行動してしまって、走りながら考えたほうが、物事はうまくいきます。

これは、40年生きてきた僕の経験則です。

とにかく、最初の1歩を踏みだそう。

今やらないのに、来月は始められると思う?

今日やらないことは明日やらない。

だから、今、始めよう!