イスラエルで誕生したスプレーがコロナウイルスに歯止めをかける可能性
(画像=ISRAERU)

イスラエルで開発された消毒スプレーがウイルス粒子の空間散布を阻止し、コロナウイルスの蔓延に歯止めをかけることができるかもしれない。

多くの国々がマスクやソーシャルディスタンス、手洗いの徹底による感染抑制を訴える中、イスラエルの企業BioChangeが開発を進める鼻腔スプレー「Bio-Wall」が新しい感染対策となる可能性がある。Bio-Wallは一時的に鼻、喉、口腔粘膜に柔らかいフィルムを作る。このフィルムの抗ウイルス性成分がウイルスを捉え、病原菌の広がりを防ぐのだ。

「Bio-Wallは一度粘膜に付着すると、病原体の侵入やCOVID19などの感染症から数時間にわたり組織を守る」とBioChangeの取締役会長兼CEOのIshay Attar氏は言う。

また彼は「Bio-Wallは、革新的なBioChangeのスキャフォールド技術を用いて、ウイルスの受容体への付着を防ぐ病原体トラップとして機能するよう開発された。この方法により、感染症の初期段階、つまりウイルスが体内へ侵入した段階で病原菌を根絶することができる」と加えた。

BioChange社は、再生医学や再生医療での応用が期待される生体付着性3D泡型スキャフォールド構造のCellFoamの開発にも取り組んでいる。現段階では、獣医により使用されている。

また、別のスプレー商品Corona Beach Spray(コロナビーチスプレー)もコロナウイルスの蔓延を防ぐ革新的な方法の1つである。Corona Beach Sprayを生産するNufar Natural Products社のCEOIsrael Solodoch氏は、この商品は速乾性の香り付き殺菌スプレーだという。

「Corona Beach Sprayの70%はアルコールで構成されており、ジェル状の消毒液に比べてアルコール濃度が高くなっているため、より効果的に殺菌ができる。スプレーには手の乾燥を防ぐホホバオイルや防腐剤として機能するユーカリアロマティックオイルも配合されている」とSolodoch氏は述べている。

https://biochange.life/