仕事ができる人の「5つの特徴」とは?
(画像=polkadot/stock.adobe.com)

「もっと仕事ができる人になりたい…」。これは仕事をしている多くの人が抱いている感情だが、そのためにはどうすれば良いのだろうか。役立ちそうな情報を見つけた。「仕事ができる人の特徴ランキング」だ。上位の特徴を真似してみてはいかがだろうか。

「仕事ができる人の特徴ランキング」を紹介

「仕事ができる人の特徴ランキング」を公表したのは、求人情報サイトを運営しているビズヒッツだ。2021年9月に男女計500人を対象に調査を行い、身近な仕事ができる人の特徴を聞いた。回答人数が多い順に並べたランキングは以下の通りである。

仕事ができる人の「5つの特徴」とは?

1位から5位の特徴にフォーカスしてどんな行動か紹介

1位から5位の特徴について、それぞれ詳しくみていこう。

1位:仕事・レスポンスが早い(102人)

1位となったのが「仕事・レスポンスが早い」だ。このような人に対するコメントとしては、「頼まれたことをすぐに行動に移せる人」「今できる仕事を後回しにしない」「提出物が期日より早く出てくる」などがあった。

ビズヒッツは、テレワークではチャットを使うシーンが増えていることに触れ、「レスポンスが早いと『処理能力が早くて優秀』という評価につながりそう」と分析している。いつもチャットの返信が遅れがちな人は、これからはすぐ返信をする習慣をつけよう。

2位:コミュニケーション能力が高い(101人)

「コミュニケーション能力が高い」が2位で、「人と仲良くなるのがうまい」「他の人の話を良く聞く」「報連相がしっかりできる」などといった声があった。このような特徴の人は「伝える力」に加えて「聞く力」が備わっていると回答した人も多かった。

普通の会社では、自分1人で全ての仕事が完結するわけではなく、いかにチームワークを高められるかが重要なポイントとなる。コミュニケーション能力が高い人はムードメーカーとしても、組織の中で欠かせない存在だ。

3位:周囲への気遣いができる(98人)

仕事ができる人の特徴に「周囲への気遣いができる」ことを挙げた人も多く、3位にランクインした。コメントとしては「空気を読める人」「誰かのガンバリに気づける人」「気が利く」などがあった。

ビズヒッツはこの結果について「思いやりや協力を実践してくれる人がいると、部署の雰囲気もよくなり、仕事がスムーズに進みそう」と分析している。困っている新人、仕事で失敗した同僚、部下との付き合い方で悩んでいる上司…、あなたの周りにいないだろうか。

4位:計画的に行動できる(79人)

計画的に行動することができない人は、周りに迷惑をかける。周囲の人は、その人が計画的に行動する前提で動いているからだ。そう考えると、「計画的に行動できる」ことが4位にランクインしたのはうなずける。

日頃から行き当たりばったりで行動する人は、計画的に行動することは自分のためだけではなく、周りの人のためにもなると思った方がいい。計画通りに行動できなかった場合、その原因が何なのか、その都度反省するようにしよう。

5位:感情的にならない(34人)

気分屋や感情の起伏が激しい人は、どんな職場でも歓迎されない。仕事ができる人の特徴として「感情的にならない」が5位にランクインした。そのような人に対しては「精神状態が安定している」「愚痴・否定的なことを言わない」といったコメントがあった。

ビズヒッツは「的確な判断を下すためには、感情をコントロールし、冷静に考えることが大切」と分析している。感情をコントロールできない人は、心理療法の一種である「アンガーマネジメント」という心理トレーニングにトライしてみるといいかもしれない。

「話・文章がわかりやすい」といった特徴も

6位は「行動力がある」、7位は「決断力・判断力がある」、8位は「課題発見・解決能力がある」だった。その他では「話・文章がわかりやすい」「周りに仕事を任せられる」などの特徴が挙げられたという。

日々自分を省みて、自己成長を

「仕事ができる」と周囲から評価される人の場合、この記事で紹介した特徴が複数当てはまるケースがほとんどである。「レスポンスが早く、コミュニケーション能力も高い人」「周囲への気遣いができ、計画的な行動もできる人」といった具合だ。

まず、このランキングで上位にランクインした特徴が、自分に当てはまるのか考えてみよう。もし当てはまらないなら、それがもっと仕事ができる人になるためのあなたの「答え」だ。日々自分の行動などを省みて、自己成長を果たそう。

文・岡本一道(金融・経済ジャーナリスト)

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