現在、日本の農家では、生産しても収穫する人がいない、収穫作業があるから休めないなど、慢性的な人手不足により、収穫できずに収益が減少しているという。その課題をロボット開発で解決しようとする会社がAGRIST(アグリスト)株式会社である。農家のリアルな声を生かした、注目の自動収穫ロボットの開発ストーリーや農家を幸せにする次世代の農業などをAGRIST株式会社 代表取締役 兼 最高経営責任者の齋藤潤一氏に伺った。
九州を地盤に自動収穫ロボットを販売 JAや自治体との連携で地域に根差した事業展開
永井 ロボットの開発は、ビニールハウスの中で行っているとご説明いただきましたが、ビニールハウスの外でのロボット化というのは、まだ進める予定はないのですか?
齋藤 ロボットの最大の敵が気候であるため、露地栽培はなかなか難しいですね。
永井 ビニールハウスの中で、今のロボットをどんどん活用して、特許も申請して世界中に販売していくということですが、実際に販売はどのくらい進んでいらっしゃいますか?