おうち仕事術 テレワークを最適化する50のテクニック
(画像=chaay-tee/stock.adobe.com)

(本記事は、戸田 覚氏の著書『おうち仕事術 テレワークを最適化する50のテクニック』=翔泳社、2020年10月19日刊=の中から一部を抜粋・編集しています)

家族の理解を得られるようにしよう

そもそも、自宅は仕事を想定した場所ではありません。書斎があるような広い家に住んでいる人は、あまり多くないでしょう。自分の部屋がない方も多いのではないでしょうか。

僕は、昔から在宅勤務をしていたので、それを想定した家に住んでいます。しかし、若い頃は屋根裏にあったクローゼット的なスペースにエアコンを取り付けて、そこで仕事をしていました。

多くの人が、自宅で仕事をするにあたって、スペースがないことに苦労しています。

一人で住んでいる方は問題ありませんが、家族と同居しているなら、協力が欠かせません。自分で決めようとせずに必ず意見を求めながら仕事の場所を確保することです。

優先順位を付けて考える

まず、場所を確保できるか考えてみましょう。それなりに広さがあるならクローゼットでもよいので、自分が仕事をするスペースが確保できるか家族と相談します。最小のスペースでは、イスと机さえ置ければどうにかなります。イケアやニトリで探せば、ちょっとしたテーブルとイスを買っても、1万円でおつりがきます。

もちろん、そうしたものでさえ置き場所がない家庭も少なくないでしょう。

では、次善の策として、どこで仕事をすれば、家族の邪魔にならないのかを話し合います。この点は家庭によって変わってくるはずです。平日の昼間は誰もいない家なら大手を振ってリビングを使えます。しかし、お子さんが夕方には帰ってきてテレビを見るのなら、そこも考えなければなりません。具体的な解決策はこれから紹介していきますが、まず、「自宅で仕事をしなければならない」ことを家族に伝え、そのための最善策を家族に決めてもらうのです。

一番邪魔にならない場所は、実は自分にとってもよい環境になります。寝室があるなら、そこに折りたたみのテーブルとイスを置くことをおすすめします。

おうちで仕事をするために家族と話し合うこと

『おうち仕事術 テレワークを最適化する50のテクニック』より
(画像=『おうち仕事術 テレワークを最適化する50のテクニック』より)

机を置けるベッドでスペースを確保する

仕事場を確保するのに最もおすすめなのは寝室です。寝室は寝るための部屋なので、起きている間は使われていません。だから仕事をしていても邪魔になりにくいのです。

イケアなどに行くと、子供部屋に適した机を置けるベッドがいくつか販売されています。これを利用すれば、ベッドの下に作業スペースが確保できます。

もちろん、大人が使っても特に狭く感じることはありません。ベッドの上の空間が空いているなら、こんなベッドを使うのもおすすめです。

『おうち仕事術 テレワークを最適化する50のテクニック』より
(画像=『おうち仕事術 テレワークを最適化する50のテクニック』より)

今回紹介するイケアのヴィトヴァルというベッドは2万4,990円です。子供部屋用なので価格も手ごろなのです。

寝室をうまく活用すると、リビングで仕事をする必要がなくなります。リビングのテーブルでは、子供が食事をしていたり、テレビを見たりしています。それを邪魔せずに仕事ができるわけです。

おうち仕事術 テレワークを最適化する50のテクニック
戸田 覚
1963年東京生まれ。ビジネス書作家。デジタル関連製品に造詣が深く、ビジネス誌やパソコン誌で多数の連載を持つ。プレゼン、成功する仕事術、新商品開発といったテーマで執筆や講演、コンサルも手掛ける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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