シャープ、半導体事業を鴻海精密工業の子会社に売却

シャープ株式会社(6753)は、子会社であるシャープ福山レーザー株式会社(広島県福山市、以下:SFL社)に対し、会社分割吸収分割)によりSFL社事業(レーザー事業及び半導体事業)に関連する権利義務を承継させたうえ(以下:本件吸収分割)、SFL社の株式を鴻海精密工業股份有限公司(台湾、以下:鴻海社)の子会社である鴻元國際投資股份有限公司(台湾、以下:鴻元社)へ譲渡することを決定した。(以下:本件株式譲渡といい、本件吸収分割と併せて、本件取引)

シャープは、電子通信機器・電気機器及び電子応用機器全般・電子部品の製造・販売等を行っている。
SFL社は、半導体レーザーの企画・開発・生産・販売、半導体及び半導体応用デバイスの開発・製造・販売及びファウンドリーサービスを行っている。
鴻元社は、投資全般を行っている。

背景・目的

シャープは、ブランド事業を中心とした事業体への変革、それに向けたデバイス事業のアセットライト化に取り組む中、親会社の鴻海社からシャープが保有するSFL社株式の全持分を鴻元社が取得することの提案を受けた。

SFL社にとっても、鴻海社の傘下に入ることで、高付加価値商材へとカテゴリー・シフトを進めることが可能となり、双方にとって有益であると判断し、本件取引の決定に至った。

分割する対象事業の概要

半導体、レーザー事業

持分の状況

異動前の持分割合 100%
譲渡持分割合 100%
譲渡価額 15,500百万円
異動後の持分割合 0%

日程

本件吸収分割の実施日(効力発生日):2025年7月1日(予定)
本件株式譲渡実行日:2025年9月29日(予定)
(提供:日本M&Aセンター

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