麻生グループ、ヨータイをTOBで買収

株式会社麻生(福岡県飯塚市)は、子会社であるASNFホールディングス合同会社(東京都千代田区)を通じ、株式会社ヨータイ(5357)の普通株式を公開買付け(TOB)により取得することを決定した。

ヨータイは、TOBに対して賛同を表明している。また、上場は維持する予定である。

麻生グループは、セメント事業、医療関連事業、情報・ソフト事業、建設土木事業等を中心とした幅広い分野に事業を展開している。
ヨータイグループは、鉄鋼用、非鉄金属用、セメント用、ガラス用、その他窯業用及び環境装置関係炉用を主とした耐火物等の製造販売及び耐火物納入先の需要に応じた築炉工事(エンジニアリング)を主な事業として行っている。

目的

ヨータイは、中長期的な成長に向けて、安定的に株式を保有してくれるパートナーを探していた。

麻生グループは、セメント事業において、ヨータイからの技術的な知見の提供を受けられることに加え、耐火物の安定的な供給を確保することが可能となるため、セメント事業の強化を図れると判断した。

麻生グループとして、事業、顧客、株主のバランスを取りながら、麻生グループ及びヨータイとの間の連携を強化し、協働関係の深化による両社の中長期的な成長を重視して、企業価値の最大化を図っていく。

買付予定の株券等の数

株券等の種類 買付予定数 買付予定数の下限 買付予定数の上限
普通株式 6,531,334(株) 6,143,192(株) 6,531,334(株)

買付け等の期間

2025年4月14日(月曜日)から2025年5月14日(水曜日)まで(20営業日)

買付け等の価格

普通株式1株につき、1,810円

窯業界のM&A・事業承継の動向はこちら
(提供:日本M&Aセンター

無料会員登録はこちら