
ウイングアーク1st株式会社(4432)は、ウイングアークNEX株式会社(大阪府大阪市)の全株式を、株式会社スマートバリュー(9417)から取得し、完全子会社化することを決定した。
ウイングアーク1stは、ソフトウェア・クラウドサービスの提供を行っており、これらを通じて、企業のデータ活用を支援している。
ウイングアークNEXは、デジタルガバメント事業を行っており、自治体向けCMS市場で広範な自治体に競争力のある住民向けサービスを提供している。
スマートバリューは、クラウドソリューション事業を行っている。
背景・目的
現在、総務省やデジタル庁主導のもと、クラウドサービスの利用促進、業務効率の向上及び財政負担の軽減等を目的として、2025年度末を目途に「自治体情報システムの標準化」が進められている。また、少子高齢化が増々進展することが予想される中、自治体の人的な負担軽減を図りつつ、住民サービスの向上を実現する「自治体DX」は今後成長が期待されている領域となる。
このような状況のもとウイングアーク1stグループは、公共・自治体関連市場を重要な市場と位置付け、積極的な投資と体制強化を進めてきた。
本件M&A通じて、ウイングアークNEXの既存顧客へのウイングアーク1stのソリューションの展開に加え、共同での新ソリューションの開発やさらに多くの自治体の獲得等強度の高い連携を進めていき、公共・自治体領域での成長に繋げる。
なお、ウイングアークNEXは、スマートバリューが運営するデジタルガバメント事業の一部を承継する目的で、2025年6月30日に同社による会社分割(新設分割)により新設会社として設立され、同日付でウイングアーク1stが全株式を取得する予定である。
株式の状況
異動前の所有株式数 | 所有株式数 0株(議決権の数:0個)(議決権所有割合:0.0%) |
取得株式数 | 所有株式数 500株(議決権の数:500個) |
取得価額 | ウイングアークNEXの普通株式 2,300百万円 アドバイザリー費用等(概算額) 最大60百万円程度 合計(概算額) 2,360百万円 |
異動後の所有株式数 | 所有株式数 500株(議決権の数:500個)(議決権所有割合:100.0%) |
日程
株式譲渡実行日:2025年6月30日(予定)