【広報職の中途採用】世の中の関心事と企業を結びつける広報戦略立案のスキルが求められる

ニューステクノロジー
三浦 純揮 PR HUB 責任者

【PROFILE】1988年生まれ。北海道札幌市出身。立命館大学卒業後、ベクトル入社。入社僅か1年後にベクトルチャイナを立ち上げ、ベクトルアジア展開に貢献。2018年3月よりニューステクノロジー代表取締役に就任。都内最大級のモビリティメディア「GROWTH」、日本初のモビリティ車窓メディア「Canvas」など、モビリティプラットフォーム事業を中心に、メディア事業、クリエイティブ事業を展開している。

グローバル規模で外部環境が急速に変化する中、広報・マーケティング活動の重要性が高まっています。広報部門においては、従来のメディアリレーション型の情報発信だけではなく、経営者視点で企業価値を定義し、オウンドメディアやイベントなどのさまざまな方法で、企業を取り巻くステークホルダーに適切なコミュニケーションを図る動きが求められています。

具体的な経験としては、PR会社や事業会社でのPR経験が求められることが多く、プレスリリースを書くライティングスキルだけではなく、世の中の関心事と企業を結びつける広報戦略立案のスキルがより一層求められてきていると感じます。

求職者の主な転職ニーズは、①PR代理店から事業会社の広報に転身を検討している方、②広告やSNS運用などマーケティング領域を経験する中でPRに興味を持ち、PRの専門性を身につけたいと考えている方、③別の事業会社で異なる業種やサービスの広報を経験したい方の3つに分けられます。

採用されている人材の特徴は、さまざまな視点に立てる視野の広さと柔軟性を持っていることです。広報コミュニケーションは幅広く、社内も含めて企業を取り巻くステークホルダーそれぞれの立場に立ち、世の中や業界を俯瞰した上で先を見据えて行動する能力が重要とされています。

情報発信をする際も、一方的に自社が伝えたいことではなく、一歩引いた視点で各ステークホルダーがどのような捉え方をするのかを想定する必要があります。

採用を成功させるためには、組織の中で広報の役割をどのように位置づけているかを明確に説明することが重要です。企業成長に広報が欠かせない存在であり、現在何を達成できていて、何が不足しているのかを理解した上で、広報活動に期待していることを伝える必要があります。

広報は経営と密接な関係にあるため、代表者など意思決定者との面談を通じて、会社を世の中にどう伝えていくのか、経営者の思いをストレートに伝えることも双方のミスマッチを防ぐためにも重要です。

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