こんにちは!ライターのげんたです!
みなさんは泉州といえば、何を思い浮かべますか?
刀やだんじり祭り、泉南ロングパーク、海鮮など様々ですね!
泉州と聞いて、和泉木綿と答える人はなかなかいないのではないでしょうか。
それもそのはず、今となっては和泉木綿は幻の地場産品となってしまっているのです。
今日はそんな、隠れた特産物和泉木綿について紹介していきます。
歴史
和泉木綿は、江戸時代から泉州地域で製織されてきました。
当時の綿織物は高級品で毛足が長く良質な和泉木綿は重宝されていたそう。
昔は和泉木綿は非常に有名な泉州のブランドだったんですよ!
しかし、明治時代の後半から海外から安い綿が輸入され、値段の高い和泉木綿は衰退してしまいました。
和泉木綿のブランドは大量生産、大量消費の波に飲み込まれてしまったんですね。
そういった経緯で、現在、和泉木綿は幻とされているんです。
地場ブランドとして復活
幻となってしまった和泉木綿ですが、現在、地元の綿業者の方々が地場ブランドとしての復活に取り組んでいます。
昔から変わらぬ、和泉木綿の品質の良さに再注目し、工業資材用織物、寝装寝具用織物など広範囲にわたる数多くの品種を製織しています。
また、海外市場にも目を向け、新規市場の開拓に取り組んでいるそうです。
地元綿業者の方々の、なんとしてでも和泉木綿の良さを伝えたいという熱い思いが伝わってきますね!
おわりに
いかがだったでしょうか?
泉州の隠れた特産品、和泉木綿に興味を持って頂けたでしょうか?
日本には、工業化の波に押され埋もれてしまった良質な製品が多くあります。
そういったものに目を向け、新たに産業を興せば、より地域が活性化しそうですね!