久原本家グループ、老舗蔵元の伊豆本店を買収

株式会社久原本家グループ(福岡県糟屋郡)は、創業300年以上の歴史を持つ日本酒の蔵元・株式会社伊豆本店(福岡県宗像市)の株式を取得し、子会社として久原本家グループへ迎えることとなった。

久原本家グループは、久原本家グループ全体の経営管理業務、商品開発業務、品質保証業務等を行う。

伊豆本店は、清酒製造・販売及び小売業、リキュール製造・販売及び小売業の老舗の蔵元である。

背景・経緯

伊豆本店は、久原本家グループ社主・河邉にとって母方の実家にあたり、親戚関係にあたる。久山町にて久原本家グループが運営する茅葺きのレストラン『御料理 茅乃舎』は、伊豆本店の茅葺き屋根を葺き替える姿を河邉が目の当たりにしたことがきっかけで誕生した。いわば「茅乃舎」ブランドの原点と呼べる場所である。また、「博多 椒房庵」ブランドにて、純米大吟醸「久波良」等の製造委託を行うなど、業務上でも関係性を築いてきた。

かねてより、伊豆本店の今後の経営について相談を受ける中で、伊豆本店が積み重ねてきた酒造の技術を今後も継承したいという想いが一致。また双方の強みを生かして、互いに発展的な事業展開イメージを共有できたことから、子会社化へと至った。

目的・狙い

主なシナジー効果は、以下のとおりと考える。
・日本の食文化を未来に伝える
・“茅乃舎の原点”=「茅葺き」という伝統技術の継承
・歴史とノウハウを活用した新たな地方創生を
(提供:日本M&Aセンター

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