キャスター、EC企業向け業務効率化ツールの開発・提供などのグラムスを買収

株式会社キャスター(9331)は、2024年4月25日開催の取締役会において、グラムス株式会社(大阪府堺市)の株式を取得し、完全子会社化することを決議した。

キャスターは、リモートアシスタントをはじめとした人材事業運営を行う。

グラムスは、EC企業向け業務効率化ツールの開発・提供、各種業務の代行サービス、リユース企業向けの各種システム開発を行い、現在は12か国から約40名が集うグローバルなチームへと成長している会社である。

株式の取得の理由

キャスターは、創業より「リモートワークを当たり前にする」というミッションを掲げ、成長戦略においては「既存事業の拡張」と「セグメント拡大」の2軸で、非連続的な事業成長を目指している。

ミッションの実現のため、キャスターは自らフルリモートワークによる経営と事業の推進を実践しているが、グラムスにおいても、世界中から参画するエンジニアを組織し事業運営するにあたり、既にフルリモートワークを導入しており、キャスターとの親和性の高さを見込んでいる。また、EC運営業務の一部もリモートにて対応できる想定で、キャスターのCASTER BIZ assistantとの事業シナジーも期待される。

キャスターが開発企業であるグラムスを獲得することで、将来的なテクノロジーの活用に向けて、技術開発投資を強化し、自動化を推進することを目指していく。

取得株式数,取得価額及び取得前後の所有株式の状況

(1)異動前の所有株式数:0株(議決権の数:0個、議決権所有割合:0%)
(2)取得株式数:180株(議決権の数:180個)
(3)取得価額:
    株式取得価額 400百万円
   アドバイザリー費用等(概算額) 8百万円
   合計(概算額) 408百万円
(4)異動後の所有株式数:180株(議決権の数:180個、議決権所有割合:100%)

日程

(1)取締役会決議日:2024年4月25日
(2)株式譲渡契約書締結日:2024年4月25日
(3)本件株式取得実行日:2024年6月1日(予定)
(提供:日本M&Aセンター

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