協力会社と共に売上高拡大へ 存在価値ある会社に―ネクサス
(ネクサス社長 宮原弘幸(みやはら・ひろゆき)/画像=経済界)

2022年に創立10年を迎える、全国に配送ネットワークを敷く総合物流のネクサス。社名のネクサス(つながり)の通り、人と人を「つなぐ」のが得意だという宮原弘幸社長は、協力会社と共に売上高拡大を図り、「存在価値ある会社」を目指す。(経済界電子版より転載

 福岡県大川市と佐賀県佐賀市を本拠地にし、全国にネットワークを敷く総合物流のネクサス。主力の通販家具に加え、大手量販店から佐賀県全域や福岡県南部の配送を請け負うなどして家電の取り扱いも増やしている。

 2021年6月にはJR佐賀駅近くに「佐賀駅前SC」をオープン。今後、佐賀市内に500円で荷物を配達する「ワンコイン輸送」のほか、オフィス街に立地することを生かし、ビジネスパーソンの荷物預かりなどを本格化させたい考えだ。

 22年8月には創立10周年を迎える。「1~2年目はいつ倒産してもおかしくない状態で何度もやめようと思った」と振り返る宮原弘幸社長。「その経験があったからこそ、耐えて頑張って来られた」と語る。

 その中で、創業以来の同社を支えてきた強みの一つが「ワンストップサービス」だ。単に荷物を運ぶだけでなく、保管や管理、納品後の組み立て、廃材の回収といった付帯業務までを一元的に提供する。

 もう一つは、人、縁、出会いを呼び込む宮原社長の「引きの強さ」。そのおかげで創業から10年経たずに、10社の協力会社体制による全国ネットワークも構築した。懇意にしている先輩経営者からは「君には生まれ持ったものがある」と励まされた。

 引きを良くするために心掛けているのは、「誰もが気軽に立ち寄りやすい事務所づくり」だ。宮原社長は「人が集まる場所に情報も集まる。誰かが困っていると『あの人を紹介できたら解決するかも』と考えが浮かぶ」と語る。人と人、そして人と企業をつなぐ。社名である「ネクサス(つながり)」の体現でもある。

 今後の目標は現在約5億円の年商を30億円にまで伸ばすこと。そのためにも、協力会社への取扱量も増やしていく。このほか、以前出張したことのあるフィリピンでも新ビジネスを構想中だ。

 「たくさんの貧しい子どもや仕事に恵まれない人たちを見た。少しでも地域の雇用創出に貢献したい」

 宮原社長には「歴史に自分の生き様を残す」というモットーがある。会社としてもその思いは変わらない。「世のため人のために存在価値のある企業像を追う」と力を込めた。


会社概要
設立 2012年8月
資本金 1,000万円
売上高 5億円
所在地 西日本物流センター統括営業所:福岡県大川市、本社:佐賀県佐賀市
従業員数 10人
事業内容 総合物流業
https://nexus-company.jp/