常に成長目指す地元密着の総合建設会社―OZ工務店
(OZ工務店社長 小川和敏(おがわ・かずとし)/画像=経済界)

福岡市に本社を置くOZ(オズ)工務店は建売住宅から注文住宅、ひいてはRC造のビルやマンションまで多角的に実績を伸ばす地元に根付いた総合建設会社だ。2022年に創業25周年を迎えるが、既に30年を見据えた次なる目標に向かっている。(経済界電子版より転載

 福岡県を中心に事業展開するOZ工務店が2022年に創業25周年を迎える。

 「今まであっという間だった」と語る小川和敏社長。大工時代に友人の頼みで住宅建築を請け負ったことをきっかけに独立し、1997年10月に小川工務店を立ち上げた。

 その後、2005年9月に有限会社OZ工務店に法人化、07年に株式会社に商号変更した。

 リーマンショック後には、福岡で請け負っていたアパート建築の案件がゼロになるという試練もあったが、すぐに佐賀県に目を向け、アパートの設計・施工を提案し、十数件の実績を上げた。これらの経験も、現在に至る成長につながっている。

 創業以来の強みとして「木造には自信があった」と振り返る。同じ大工だった父親の仕事を見ていたからか、「やっぱり家が好きなんだろうね」とも。

 そんな小川社長の下で、同社は都市型建売住宅の「リアン」シリーズや郊外型の「アルフェリオ」シリーズといった自社ブランドを展開してきた。今後は引き続き建売住宅に注力するが、並行して注文住宅にもシフトしていく計画だ。小川社長は「年間20棟ほどは手掛けたい」と話す。

 また、介護施設やタウンハウスなど住宅以外の大型木造建築物の実績を積み重ねており、クリニックなどの施工の引き合いも増えている。

 加えて近年は、鉄骨造やRC造のテナントビル、商業施設、賃貸マンションなどの施工も目立ってきた。「社内では鉄骨・RC造の部署に勢いがある。これからは施工のみならず、設計にも力を入れていきたい」と意気込む。

 これら各方面への展開で、売り上げ構成比率を自社建売住宅3分の1、木造3分の1、鉄骨・RC造3分の1にしたい考え。創業当初は戸建て中心だった同社だが、今や地域に根付く総合建設会社となっている。

 現場監督など人手の不足もあるが、人事評価制度を導入するなどして、新たな人材を受け入れやすい体制も敷いている。

 「常に成長していきたい」。創業30年を見据えた次なる目標は、現状の1・5倍となる年商30億円だ。


会社概要
設立 2005年9月
資本金 3,230万円
売上高 18億8,000万円
所在地 福岡県福岡市城南区
従業員数 20人
事業内容 建築工事の施工、設計ほか
https://ozkoumuten.co.jp/