低価格で交渉ができるM&Aマッチングサイトで売り手と買い手をつなぐ―Bish
(画像=Bish代表取締役 齋藤吉秀(さいとう・よしひで)/経済界)

成功報酬なしで、売りたい人と買いたい人の交渉の場を提供するM&Aマッチングサイト「Bish」。開発者の齋藤代表はM&Aの海外案件や金融アプリの企画に携わってきた経験を生かし、昨年独立。今後は人材育成に注力し、新規事業を開拓していく。(経済界電子版より転載

 昨年、LINEを退職し、30歳を機にM&Aや資金調達を支援する会社を立ち上げた齋藤代表。LINEではAI事業企画を担当していたが、同社に転職する前は、SBIホールディングスでM&Aのプロジェクトに従事。独の買収企業に出向後、SBI証券での経営企画業務やその他のグループ会社で金融アプリ企画推進を行っていたという経歴を持つ。

 「M&Aに携わってきて分かったのは、会社を経営したい人は、ゼロからつくるよりもM&Aを活用した方が、より早くやりたいことを実現できるということ。お客さまの自己実現をサポートできるよう、会社を売りたい人と買いたい人をつなぎ、両者にメリットのあるサービスを提供したい。そんな思いからマッチング事業をスタートしました」

 M&Aのマッチングサイトは数あれど、成功報酬が高いと気軽に登録できない。そこで齋藤代表は、その敷居を低くすることを考えた。

 「当社では成功報酬はゼロとし、交渉したい会社があればポイントを購入してもらい、そのポイントで交渉リクエストができる仕組みをつくりました。1ポイント8800円からと低価格なので、中小企業はもちろん、店舗や個人事業の譲渡などもやりやすくなっています」

 今後は新しい事業も計画しており、採用と人材育成に注力する。

 「M&A業務は、幅広い知識とビジネス感覚が必要ですが、常に勉強できる人であれば、経験は問いません。新規採用のスタッフも前職は不動産会社でM&Aは未経験です。会社の次のステージとして、非上場株のセカンダリーマーケットの構築をやりたいので、既存の事業を任せられる人材を育てていきたいですね」

 マッチングサイトだけでなく、M&Aアドバイザー業務、資金調達支援といった事業も順調だ。 「M&Aは社会に役立つものであると多くの人に知っていただき、当社が一人一人のやりたい、なりたい、を実現していくきっかけになることを願っています」

 社名の「Bish」には「あなたの願いを形にする」という意味を込めた。M&Aを身近にしてくれる若き経営者の手腕に期待したい。


会社概要
設立 2020年10月
資本金 812万5,000円
所在地 東京都新宿区
事業内容 M&Aマッチングサイト「Bish」運営、M&A仲介・アドバイザー業務、起業・スタートアップ支援業務(資金調達)、コンサルティング各種
https://bishgroup.net/corporate/